一般社団法人
日本ベリーダンス連盟

コラム
2025.11.3

あざと可愛くロックオン!
お客さまも審査員も…私のファン獲得術

Saasya

https://www.instagram.com/saasya_bellydance

 

ショーやコンペ…大勢のなかにいても思わず「目を惹く」「目立つ」ダンサーって何が違うんだろう? 今回は国内外のコンペで大活躍&数多くのショーでも引っ張りだこのSaasya(サーシャ)。筋金入りの「負けず嫌い」という彼女に、踊る時に意識していることを聴いてみました!

 

 

●実は以前、地下アイドルをしていました!

―嬉しいことに「表情管理」を褒めていただくことが多いのですが、これはベリーダンスをはじめる前…高校生の時から数年間、アイドルグループで活動していた時の経験が役立っているように思います。

 

メンバーのなかで私は<元気>担当。
多くて100名近いお客さまが集まるライブでは歌を歌ったり踊ったり…お客さまのなかにはもちろん他のメンバーのファンの方もたくさんいらっしゃるのですが、会場にいる全員を「楽しませたい」、「今日から私のファンにもなってほしい」と毎回必死でしたね。

 

パフォーマンスの練習では
表情、顔や体の角度、動き…
スタジオの全身鏡に自分の姿を映して、どうすればアイドルとして、お客さまを「きゅん♪」とさせられるかを研究していました。

 

 

●コンペでは<目線>を意識!審査員の先生も楽しませたい

―社会人になってベリーダンスをはじめたきっかけは、何か<大会>に出たかったから。幼い頃からバレーボールや水泳などのスポーツをやっていたこともあり、努力して結果に結びつくまでの過程が大好きなんです。

 

美ボディを争う筋トレ大会と迷いましたが、
<女性的なもの>にも興味があったので、コンペの盛んなベリーダンスを選びました。

 

やるからには結果を残したいので、
今は積極的に国内外のコンペに挑戦しています。

 

審査員の先生方には
私のパフォーマンスを見て
楽しい気持ちになってほしい!

 

だから意識するのは
表情、とくに<目線>。
エントランスからしっかり目を合わせて「私を見て」とアピールします。

 

 

―時には厳しい表情で観ている審査員の先生もいらっしゃいますが、「怖い」と思ったことはないですね。アイドル時代のライブでは、自分の推し以外は「見ない」「興味ない」という方も多かったもので…(笑)。コンペでは準備してきたものをキチンと見ていただけるので、むしろありがたいと感じます。

 

 

―実はコンペに参加しはじめた当初は、目線を意識していませんでした。後で自分の動画を振り返って見た時、「なんだか伝わらない」「ちゃんと踊っているのに印象が薄い」と思って…その原因が<目線の弱さ>にあると気付いてからは、自分でも表現が変わったと思います。嬉しいことに、審査コメントでも「感情が伝わった」と評価いただいたり、コンペの「結果」に繋がったりすることも多くなったんですよ。

 

 

―目線が凄いと思うのは、
韓国のキム・スミン。

 

彼女は素晴らしいテクニックの持ち主ですが、さらに目線で「語りかけて」くる! 目や眉の動きひとつで場の空気を一気に変えてしまうような圧倒的な存在感を感じます。

 

 

―表情でいうと、
黄金時代のダンサー、サミア・ガマルも大好き! 肩の動きや呼吸、ポーズ、そしてあのニカァっとする満面の<笑顔>…あんな風に楽しそうに踊られたら、観ている側もつい笑顔になっちゃいますよね。

 

 

●目が合ったらロックオン!ショーでも「結果」を出したい

―レストランショーでも、エントランスではまずお客さま1人ずつの目を見るところから。ご挨拶、自己紹介といった感覚で目線を合わせます。広いお店であれば、ご飯を食べたり会話したりしないで私に<注目>してもらえるよう、ベールやウイングで嵐のように(笑)暴れまわりながら登場することも多いです。

 

そして何より
大事だと思うのが表情。

 

やはり一般のお客さまは恥ずかしいのか、身体の動きよりもダンサーの<顔>を見ていることが多いです。また、お客さまと距離の近いレストランではそもそもテーブルの上に出ている<上半身>しか見えないこともしばしば。そんな時はシミーやヒップワークのかわりに肩や胸で音を取りながら、お客さまとアイコンタクトを取ったりと<表情>でもしっかり踊るよう心がけています。

 

 

―照れて踊りを見てくれない方や真面目そうな方を見つけると、近くに寄っていってわざと目の前で踊ってみることもあります。そうやって可愛く「いじる」ことで、突然のダンサー登場に戸惑い気味だったお客さまの表情がゆるんだり、周りにいる方にも笑顔が広がったり…フロア全体を巻き込むことができた瞬間は、ダンサー冥利に尽きるなと思います。

 

 

―コンペで入賞することも、ショーでお客さまが笑顔になったり感動してくださったりする瞬間も、私にとっては大切な<結果>のひとつ。人の心を動かす踊りができること、その場の空気を変えられることも、自分の成長や達成感につながっています!

 

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