Piyo
https://www.instagram.com/piyo_bellydancer/
今回の主人公は、国内外のコンペで受賞歴多数!20歳にしてプロとして活躍するPiyo(ピヨ)。師匠であり、実の母親でもあるSammy(サミー)に見守られながら、ベリーダンスとともに成長してきた1人のダンサーの物語をお届けします♪

●ベリーダンスに目覚めて<負けず嫌い>が開花
―【Piyo】
幼稚園の時に描いた
母の似顔絵は<ベリーダンスの衣装姿>。
当時はとくにベリーダンスに
興味はありませんでしたが
「キレイだな」
とは感じていたのだと思います。
現在は国内外のコンペに挑戦しながら、
師匠でもある母のスタジオで
ダンサーとして、
インストラクターとして
活動しています。
ベリーダンスをはじめたのは11歳の時。
当時スタジオを開いたばかりの母から
「やってみる?」と誘われて、
何気なくはじめてみたら
本当に楽しくて!!!
子供って自分が
「小さい」
「まだ子供」
という自覚はないんですよね。
レッスンも発表会も
まわりは大人ばかりでしたが、
「この中で一番うまくなりたい!」
と思って練習していました。

英才教育でも何でもないんですよ(笑)
Piyoは実は双子でして。
慌ただしい双子育児の合間に
時間をやりくりして通った
ベリーダンスのレッスンは、
私にとって唯一の
<自分のための時間>でした。
そんな自分にとって大切なベリーダンスを
「娘も好きになってくれたら嬉しい」
と思って。
彼女が習い事を辞めてしまった
タイミングで声をかけました。
普段は楽しそうに練習していましたが、
苦手なヒップドロップだけは
できないのが悔しかったのか、
練習しながら泣いてしまったことも
ありましたね。

―【Piyo】
中学の時に挑戦したコンペで
入賞できなかったのが悔しくて…
高校から私の生活はベリーダンス一色です。
私のダンスについて、
学校の友人たちは完全スルー!
でもまわりの意見に流さたり
自分が知らないことに
過剰に反応したりしがちなこの時期、
私が無意識のうちに
歌ったり踊ったり(!)していても
ほおっておいてくれるのはむしろありがたかったです♪

●継続して努力することの楽しさを知った!
―【Piyo】
バレエ、英会話、塾、HIPHOP…
小さい頃から私は習い事が長続きしなくて、
一番長く続いたバレエも1年だけ。
先生に言われたことができなかったり
「~しなさい」と言われたりすると
すぐイヤになって投げ出してしまう子供でした。
ベリーダンスに関しては、
「できないのは当たり前」
と無理強いをせず
寄り添ってくれる母の教え方が、
私の性格に合っていたのだと思います。
コンペで思うような結果が出ないと
もちろん悔しいですが、
今は「次に向けて切り替えて頑張ろう」と
思えるようになりました。
何より、努力して結果を出せたときの喜びを知ることができた!
あの時もし
ベリーダンスをはじめていなければ…
もしかしたら何事もあっさり辞めて、
ということを
大人になっても繰り返していたかもしれません。
マイヤやフィギュアエイトといった
<ねっとり系>の動きは
身体の柔らかい子供のうちからはじめると
習得しやすいように感じました。
スタジオ内ではいち生徒として、
自宅に帰ったら母と娘として
オンとオフの切替は
ハッキリさせるよう意識しています。
コンペで結果がでなくて
人前で悲しい顔をしないのは
我が娘ながら立派だと思います。
時には彼女の明るさに
私のほうが元気づけられていることもあるんですよ。
●国際的に活躍したいから…今の目標は、学業とダンスの両立!
―【Piyo】
エジプト、韓国…
海外のコンペに参加すると
同世代のダンサーがたくさん!
コンペ後にお互い
「こんなところがよかったよ」
という話をしたり
「今度ご飯行こう」と盛り上がったり。
その後もSNSで連絡を取ったりできてとても楽しいです。
ベリーダンスをはじめていなければ
海外へ行く機会も少なかったし、
ましてや共通の話題を通して
こんなにたくさんの同世代の友人をつくることは難しかったと思います。

―夢は
世界的なベリーダンスフェスで
ゲストとして招かれたり、
ワークショップしたり
できるようになること。
そのためにも
<英語>は流暢に話せるようにならないと!
今は翻訳アプリ頼みですが、
世界中の方々と
もっと深いコミュニケーションを取れるようになりたいです。
英語以外にも、
心理学やデザイン、経済学…
今後ベリーダンスを
仕事にする上でもいかせることが
たくさんあるはずなので、
学業のほうも引き続き頑張りたいと思っています。
以前ウクライナのフェスに参加したとき、
Piyoより小さいお子様がたくさんいて
衝撃を受けました。
どうしても国内だと
同世代のダンサーは少ないので、
海外へ行く機会は
出来る限り応援したい。
2025年は親子で再び
エジプトのフェスに参加する予定です!
●幅広い層にベリーダンスの魅力を届けたい!
―【Piyo】
ベリーダンスの何よりの魅力は
<自由>なところ。
決まった<型>にはめられることなく、
振付も衣装もメイクも
自分がやりたいものを選択して、良かったら褒めてもらえるところが大好きです。

ー昨年から所属するスタジオで
レッスンを受け持っているのですが、
生徒さんが楽しんだり
上達したりしていくのを見守るのが
こんなに素晴らしいこととは思いませんでした!

ー母はいつも
<選択肢>を示しながら
私の背中を押してくれる存在。
ダンサーとして。
インストラクターとして。
ベリーダンスの魅力を届けることで、
次は私が
誰かが新たなことをはじめたり
変わったりする後押しができたら嬉しいですね!












