Aggie
https://www.aggiebellydance.com/
RASHIDA
https://rashidabellydancestudio.weebly.com/
<男装>を通じて<笑い>を追求するAggie(アギー)とRASHIDA(ラシーダ)。後編では、日本特有のカルチャーや心理学、パフォーマンスにおけるコンプラ事情…ストイックなお二人ならではの哲学や経験談をたくさん伺うことができました!
●実は…誰でも持ってい<る変身願望>の一種!?
以前<男アサヤ>を
一緒に踊ったカッザッフィーは
「なぜ女の子がわざわざ
男性の格好をするの?」と。
エジプトでは
「男性は男性らしく、女性は女性らしく」
という考えが根付いているので、
喜んで男装している
私たちのことが
不思議だったようです。
その後、来日中にテレビで
宝塚の番組を見たようで
「日本には<男装>の文化があるんだね」
と納得してました。
男装男子にまわりの女子が
きゃあきゃあ騒いでいた理由も
理解したみたいです(笑)。
―【Aggie】
歌舞伎の女形とか…
たしかに昔から日本には
<異性装>の文化がありますね。
ウチは今男役が
6~7人いるのですが、
生徒のほうから
「やらせてください!」
と言ってきました。
「エキゾチックな音楽が素敵」とか…
ベリーダンスをはじめる理由には
<非日常>を求めている人が
多いなと私は思っていて。
「違う自分になりたい」
というスイッチが
何かのきっかけで
こっち方面に突き抜けた結果、
<男役>志願に繋がると分析しています。
―【Aggie】
たしかに…!
みんなどこかに
「実はちょっとコミカルなこと
してみたい自分」を持ってますよね。
私の経験では
2019年緊急事態宣言が出た時、
「マフィア」という曲の振付動画を
Youtubeにアップしたところ、
北から南から海外から
本当にたくさんの人が見てくれまして。
「おうちで踊ろう」動画の
流行とも重なり、
最終的にはFIGさん企画で
立派な動画が完成しました。
皆楽しみながら
踊ってくれたのが分かって嬉しかったですね。
笑いの力って素晴らしい!
かといって中途半端では
人を笑わせるのって
難しいですよね。
その点、男装はメイクや小道具で
キャラクターを作りやすいし、
面白さも伝わりやすい!
老人ホームの慰問でも、
男装のコミカルな演目は
純粋なオリエンタルよりも
おじいちゃんおばあちゃん達には
受けがよかったりします(苦笑)。
―【Aggie】
ただ、この十何年の間に
<笑い>は変わってしまった!
今の悩みはコンプライアンス!
以前はもっとおおらかだったけど
今はもう出来ないネタが
いくつかあります…。
たしかに私もカツラは
いくつか持っていって、
お客さんのヘアスタイル?を
確認してから
現場で使うものを選んだり…
最近は何かと気を遣うことが
多くなりました。
コンプライアンスと笑いの両立、
我々のこれからの課題ですね!