E-chan
MILLA
https://www.instagram.com/milla1709argus/
環境の変化や方向性の違いetc.…せっかくデュオやチームを組んでも長く続けるってなかなか難しいもの。2004年に結成した日本初のトライバルフュージョンDuo「E-chan&MILLA」(イーチャン&ミラ)。20年間にわたって可愛くて斬新なパフォーマンスを発信し続ける、二人の<関係性>ってどんな感じかを探ってみました!
●はじまりは<あみだくじ>
デュオ結成のきっかけは
あみだくじ。
同じスタジオに通う生徒4名で
ショーをやることになり、
くじ引きで
ペア決めをしたのが最初です。
いざ隣に並んでみると
身長や身体の
パーツサイズがほぼ同じ!
師匠のMAHAさんからも
お墨付きをいただきました。
当初は深夜の
クラブイベントへの出演が中心。
お客さまは一般の方も多く、
「こんなベリーダンスもあるの?」
と驚く方が多かったです。
―【MILLA】
男性のお客さまからは
「筋肉すごいっすね」
と感想をいただくことも。
オリエンタル衣装だと
目のやり場に困ってしまうことも
あったようで、
フュージョンスタイルのほうが
食いつきは良かったように思います。
―ちょうど世界的に
ベリーダンス人気が
高まった時期とも重なり、
結成から3年後には
オリジナルDVDをリリースしたり、
アメリカで行われたフェスティバルに
何度も講師&パフォーマーとして
招待していただいたり。
日本では、
野外ロックフェスティバル
「SUMMER SONIC」
に出演したりといった
機会に恵まれました。
「踊りで海外で活躍する」
という学生時代
(大学の舞踊科で
ジャズダンスを学んでいました)
からの夢も叶って、
とても嬉しかったです!
●感性が似ているから、共同制作もスムーズ!
―【MILLA】
作品作りはまず選曲から。
それぞれ持ち寄ったなかから
曲を選び、振付も分担しています。
二人ともイベントが間近に迫り
切羽詰まってから絞り出すタイプ。
一緒にスタジオに入って
「じゃあ30分後に合わせよう」
という感じで、
短時間×集中で担当箇所の振付を作ります。
次回に向けて宿題を出しても
どちらもやってこない…(笑)
結局このスタイルに落ち着きました。
「屋外だからネイチャーな感じ」
「ゴージャズな会場だから
キャバレーちっくに」etc.
演目はイベント出演者の顔ぶれや
会場の雰囲気で決めていますが、
お互いのイメージがずれたことは
ほとんどありません。
衣装についても
二人でイメージを出し合って
決めています。
最近では
信頼するデザイナーさんに
作ってもらう事も増えましたが、
最初の頃はすべて手作り。
2人でイメージを話し合い、
イラストの得意な私が
描いた絵を元に、
衣装を作っていました。
―【MILLA】
わざわざ説明する必要がないから
私たちの打ち合わせはスグ終わる。
イーチャンとは
はじめて組んだときから、
感覚的にしっくりくるものがありました。
プライベートでは
二人ともお酒が好きなので
よく一緒に飲んでいます。
性格やテンポは真逆なのですが、
誰ともベタベタしないところや
実はビビりなところ、
歩くスピードが速かったり、
保護猫を飼っていたり…
よく考えると共通する部分も
たくさんあると感じます。
●自立しているからこそ<イーミラ>を頑張れる
ただただ目の前のことを
頑張っていたら
次のショーのお誘いがきて…
の繰り返し。
もう20年もたつんですね。
<イーミラ>としては
今後もこの自然な流れに
身を任せて
ひとつひとつのオファーに
誠実に取り組んでいきたいと
考えています。
―【MILLA】
今はそれぞれのソロ活動も多く、
また二人ともそれぞれ教室をもって
生徒を育てることにも
力を注いでいます。
どちらに頼ることなく
お互い自立しているからこそ、
<イーミラ>として
目の前のことに集中できる。
いい意味で力の抜けたスタンスだから
長く続けていられるのかなと思います。