一般社団法人
日本ベリーダンス連盟

コラム
2025.1.6

大事なのは自分に自信を持つこと!
~身長150センチの私がステージで輝く秘訣~

YOSHINO

https://ystyle-yyyy.wixsite.com/ystylemotion

 

背が小さい人も高い人も、細身さんもふくよかさんも…体型に関わらず、それぞれの個性に応じた魅せ方ができるのがベリーダンスの素敵なところ!今回は小柄ダンサーを代表してYOSHINO (ヨシノ)に、身長コンプレックスを<強み>に変えるまでの道のりを教えてもらいました。

 

 

●<小柄>がコンプレックスでした!

―私は身長150センチ。
ないものねだりとは分かっていても、幼い頃からずーーーっと背が小さいことがコンプレックスでした。

 

とくにベリーダンスを人前で踊るようになってからは、少しでも身長を大きく見せたくて、
自己流で手を高くあげたり
無茶なつま先立ちをしてみたり…

 

もともと反り腰だったこともあり、身体を痛めてしまったことも。そこでベリーダンスと並行して<大人からはじめるバレエ>や<大人ジャズダンス>のクラスに通い、イチから正しい身体の使い方を学びました。

 

努力した甲斐あって国内コンペのフュージョン部門で入賞することができ、その後インストラクターとして独立したのですが、実はこの時点でも自分の踊り、とくにオリエンタルの方向性にはまだ迷いがありました。今思えば、当時は踊り方もまだ小さく、縮こまっていたように思います。

 

 

 

●他の人は気にしない!ステージ上で戦うダンサーたちに刺激を受けて

―そんな意識が変化したのは、
ダンス仲間に誘われて
ロシアで行われたフェスティバル
『Oasis Festibal』に参加してから。

 

ロシアではクラシックバレエをベースとした細身のダンサーが多く、シミーやターンは
できて当たり前という世界。そして幼い頃からコンペ慣れしているからか、とにかく<気持ち>が強い! 「自分が一番のスター!」とばかりに戦闘モード全開で踊り、時にはリズムさえ無視して「私を見て」と計算高い演出を決めていく瞬間を、これでもかというほど目の当たりにしました。

 

 

―合わせて驚いたのが、
ステージを降りた時の「お疲れ」「すごくよかった」とお互いをたたえあう和やかな楽屋の雰囲気。ワークショップ中は眼鏡&地味なTシャツ&レギンス姿…ステージ上の煌びやかな姿とはまったくの別人なのもまた新鮮で!

 

“私は私”
“他の人と比べたりする必要はないし、普段はフツーでいい”

 

そんな風に考えるようになったら、
身長へのコンプレックスも気にならなくなり、ステージ上で「これが私です」という姿を見せることに不思議と不安がなくなりました。

 

フェスのドラムソロ部門決勝では<小柄>なことが功を奏したのか、頭ひとつ以上大きなダンサーたちの合間をかいくぐって(笑)最前列をキープ! 3位に入賞できたことも、大きな自信につながっています。

 

 

●コスチュームも、流行より<自分が自信持てる>ことを重視!

―とはいえ、<小柄をいかす>ため
気を付けていることは今もたくさんありますよ。

 

こじんまりとした踊り方は自分には合わないので、選曲は<グルーヴ感>あるアレンジで、スピーディに展開するものをセレクト。足先まで身体をしっかり使って<こぶし>と<遊び心>を効かせて踊ります。

 

 

―衣装はすべてオーダーメイド。
つま先立ちで踊ることが多いのでスカート丈は長めで。そして流行など一切無視して、自分のテンションが上がるようなデザインをお願いしています。

 

小柄ゆえに海外のデザイナーにサイズを伝えると「本当に?」と驚かれることも多かったのですが、何度かやり取りするうちにサイズ&テイストともにぴったりなデザイナーに出会うことができました!

 

 

―数年前からヒールが流行しているので、
「これはスタイル良くみえるはず」と思いさっそくチャレンジ。最初は3センチからはじめて、ターンやシミーするときの重心のかけ方を調整しながら、MAX7センチヒールまで履いて踊れるようになりました。

 

もう少し慣れたら
ゆくゆくはソライヤのような10センチ近い厚底ヒールも履いてみたい! 彼女も150センチ代と小柄ですが、エネルギーはとても強いですよね。踊り方そのものを真似することはありませんが、堂々としたオーラや心の持ち方は刺激になっています。

 

 

●小柄ダンサーさんを勇気づける存在になりたい!

―私はなぜか昔から<真ん中>がホッとするのですが、群舞のフォーメーションでは小柄ゆえセンターがハマる! 小さめのステージでも小回りがきいたり、「155センチ以下のダンサー限定」のショーを企画してみたり。今では「背が小さくてよかった!」と思う機会もたくさんあります。

 

 

―また同じように小柄なダンサーさんたちが
私のSNSをフォローしてくださっているようで、衣装を売りに出すとすぐ連絡がきて「ピッタリ!」ととても喜ばれます(笑)。ほかにもプライベートレッスンの依頼を受けたり、悩み事相談的なメッセージをいただいたり…自分が活躍することで、体型にコンプレックスを持つ方の何かしら励みになれるのもまた嬉しいですね!

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