Ema
近くにスタジオがない、レッスンに通う時間がなくて…でも「踊りたい」という気持ちがあれば大丈夫! 独学で学び、2009年日本ではじめて開催されたベリーダンスの国際大会で優勝したEma(エマ)から、自宅で練習するときのアドバイスを伺いました。
●きっかけは『チャーリーズ・エンジェル』
-当時住んでいた実家は広島市内まで車で1時間以上!
ワーホリ時代にハマっていたサルサも帰国後はすっかり踊る機会が減ってしまい、何かはじめたいと思っていた時に、以前映画のワンシーンで見たベリーダンスのことを思い出しました。
さっそくamazonで教則ビデオを購入し、マネして踊ってみたら本当に楽しくって! もともと一度ハマったらとことんのめりこむタイプ。いろいろなビデオ・DVDを見ながら毎日練習しているうち、じょじょに趣味から本気モードへと変わっていきました。
●ルーティン化&先生と自分の動きをよく見比べて!
-独学だと間違った動きを指摘してくれる先生はいません。悪いクセがついたり怪我をしたりしないためにも、先生の動きを良く見て自分は何が違うのかを、鏡で細かくチェックすることが何より大切です。
…とはいえ普通は大きな鏡など持ってませんよね。
私も最初はリビングの大きな窓ガラスを、鏡の替わりに使っていました。だから練習は<早朝>と<夜間>限定。外のほうが暗いと窓ガラスに自分の姿がくっきり映るからです。
私の場合は練習できる時間が限られていたことで、逆に練習を生活に組み込むことができました。ビデオの場合はいつでも見られるからこそ、「いつ」を決めておくことをおススメします。
-一番上達に役立ったと実感しているのは、
マフムード・レダによるフォークロアの振付ビデオです。
群舞で踊るエジプトのフォークロアダンスは、手の位置や目線、身体の角度がきちんと決められています。この無駄のない美しい動きを身につけたいと思い、3人のお手本ダンサーの動きをひとつひとつ確認しながら毎日繰り返し練習しました
―この時の振付は、今もレッスンに取り入れています。
10分近くあるゆったり長い曲で、動きはシンプルそのもの。正直、最初はオリエンタルとの違いに戸惑う生徒さんも多いのですが、長くこの踊りを続けていくうちに、この曲で練習したことが「踊りの土台」となっていることに気付くようです。
●オンラインでも積極的に質問を!
―コロナ禍以降オンラインレッスンをはじめた先生も多く、住んでいる場所に関係なく指導を受けられる機会は多くなりました。
オンラインなら、直接先生に質問できる<リアルタイム受講&画面ON>がおススメ。アーカイブ(録画)受講の場合も後からメールで質問すればちゃんと答えてくれる先生がほとんどだと思います。質問を探すくらいの気持ちで受けてみると、レッスンにより集中できるし、新しい発見がいろいろあると思います。
先生たちは質問されることが大好き! 質問があったほうが伝え方を改善できるし、何より生徒さんの意気込みが伝わって、教える側としてもすごく嬉しいんですよ。