Akane
https://lit.link/akaneoriental
出産育児や仕事、親の介護…ライフステージが変わってもダンスを続けたいのに「時間がない!」と悩んでいる人も多いはず。3児の母であり、ダンサー&指導者としても大忙しのAkane (アカネ)に、ダンスとプライベートを両立するために日々心がけていることを聞いてみました!
●好きなことを頑張る姿を子供たちに見せたい!
―小学生の息子+娘と幼稚園に通う娘…現在、3児の子育て真っ最中です! 息子が幼稚園にあがるのを機に、両親が住む埼玉へ転居してからはほんの少しだけ自分の時間が持てるようになりましたが、それまでは本当に余裕がなくて。それでも「ベリーダンスだけは辞めないで頑張ろう」と何とか続けてきました。
―子供が幼い頃に食のアレルギーが出たこともあり、今も家族の食事は基本すべて手作り。上の二人は選手目指してスポーツに打ち込んでいるので、夕飯の後は週5で送り迎え→夜食の支度…とあれこれやっていると、自分自身の練習や事務作業に集中できるのは毎晩23時すぎ。いったん寝落ちしてからまた起き出して、いう日も多いですね(笑)。
両親に子供を預けることもありますが、とくに義理の母はプリザーブドフラワー教室の先生をしていることもあり、私の仕事に理解があるのがありがたくて。
「やりたいことを我慢する必要はない。好きなことをしてママがイキイキしているのは、子供にとっても大切なこと」「子育てが終わって抜け殻にならないように。細々とでもダンスは続けなさい」というアドバイスは、子育てとダンスを両立する上で励みになっています。
●できなかったことでなく、次どうするかを考える
-もう一つ参考になったのが、
仲の良いママ友の<考え方>。
子育て中は自分の思った通りに事が進むことはまずありませんよね。以前の私は子供たちを寝かしつけた後「今日も忙しくて○○ができなかった…」と一日を振り返ってはイライラしていました。でも彼女は私の愚痴を聞きながら「少しずつ進んでるね」「~ができたなら良かったね」と。そんな前向きな言葉に、3人育児で張りつめていた気持ちがふっとラクになったんです。
私は幼稚園の送り迎えの合間等に振付を考えたりするのですが、今では途中までしかできなかったとしても「じゃあ明日はこのパートを作ろう」と気持ちを切り替えるよう心がけています。すると目の前のことに集中できるから、時間そのものを効率的に使えるようになりました。
現在レッスンは平日午前中に週1回だけですが、近い将来はダンサー育成のための夜間クラスも開講したい! 数年前は自分の子供を育てることで必死でしたが、ようやく「大人を育てたい」という気持ちが強くなってきたのも、家族の成長と自分自身の気持ち&時間に少しだけ余裕が出てきたおかげだと思います。
●前日からスタート!ショーの準備は計画的に
-ショーの日は、アウトドア派の主人が、子供たち3人を外へと連れ出してくれるので本当に助かっています! とはいえ主人は家事は苦手。洗濯、子供たちの着替えの準備、温めるだけでOKなご飯の作り置きなどは私が前日から準備をしておきます。
―午前中のうちに家族を見送ったら、午後は自分の時間♪
自宅で軽く身体を動かしたり、衣装の最終調整をしたり、少し早めに出発して会場近くでお茶したり…。普段は一人ゆっくりカフェで過ごす時間などないから、日常からいったん離れられる時間はとても貴重。本番に向けて気持ちを集中する、大事な<ルーティン>になっています。
…ショーが終わって夜遅くに帰ると、子供たちは皆寝ていて食器や洗濯物の山! 余韻を味わう時間などなく、一気に現実に引き戻されるんですけどね(笑)。主人の協力なくしてはダンサー業は成り立たないので、心から感謝しています♪
実は子供たちはまだ、私がショーで踊っているところを生で観たことがありません。ショーはどうしても夜の時間帯が多いのでもう少し大きくなってから…ママが大好きな踊りを頑張っている姿、どこかで観てほしいなと思っています!