Chiri
https://studio-tahirah.jimdofree.com/
<海外のベリーダンス・フェスティバル>をもっと満喫するために! 後編では気になるパーティーでのドレスアップや旅程プランニングetc. Chiri(チリ)から実体験に基づいたアドバイスをたっぷりお届けします♪
●日本から持参すると便利なもの/現地調達できるもの
-夏は45度、冬でも昼間は20度以上になるエジプトでは洗濯ものはすぐ乾きますし、ホテルでランドリーを頼めば1日で戻ってきます。だからレッスン着は3着あれば十分。汗をかくと身体が冷えてしまうので、トップスは多めに用意してこまめに着替えています。
パフォーマンスがある際、私の場合は衣装は日本からあらかじめ現地のアトリエにオーダーしておき現地調達がほとんど。エジプトに到着したら即フィッティング~お直しをお願いすることが多いですが、不安な方は1着は日本から持参することをおすすめします。
その他私が必ず持参するのは…
・懐中電灯
(突然の停電で夜は真っ暗になることがある)
・多めの小パックシャンプー&トリートメント
(埃がひどいので2~3回洗わないと泡立たない。またトリートメントを入念にしないと、髪がガビガビに!)
・安全ピンと裁縫道具
(現地調達衣装の補強用)
・フリーズドライのおかゆ
(体調が悪い時の非常食として)
・Uberタクシーアプリ
・ドル=エジパウンド=円の同時換算アプリ
など
SIMは通信強度&コスパのいい<物理SIM>をカイロ空港で購入しています。不安な人は、通信速度はやや弱めではありますが日本から<eSIM>を用意しておくと安心だと思います。
●パーティはお洒落を楽しんだもの勝ち!
-もうひとつ、日本人参加者を悩ませるのが毎晩の<パーティ>。暗黙のドレスコードがあるのは<オープニング&クロージングガラ>だけで、それ以外のパーティはカジュアルなリゾートワンピース程度でも大丈夫!
でもパーティが大好きな海外からの参加者たちは、ハイヒール×露出度高めのドレスに髪を巻いてばっちりメイクして参加する人がとても多いです(準備に時間がかかるのか、遅刻者続出→パーティが時間通りに始まったことはありません・笑)
彼女たちを見習って、恥ずかしがらずにお洒落してみると、<非日常>な感じですごく楽しいと思いますよ! パーティは深夜まで続くので途中で帰ってしまう人も多いですが、眠くなったり、冷房で身体が冷えてきたりしたら30~40分は続くディスコタイム(×一晩に数回な事も?!)で本気で踊ればいいんです!! ここで各国の友達ができる事もありますし、先生たちも気さくに接してくれるので、パーティにはとことん参加することをおススメします。
※ちなみにパーティ向けドレスはLサイズくらいの方ならタハリール広場近くのダウンタウンで現地調達も可能。海外通販ファストファッションのお店を探せば、日本でも3000円前後で購入できます♪
●繰り返し通ってはじめて理解できたことがたくさん!
―どうしてもフェス期間中はほぼホテルに缶詰状態となってしまうので、別途フリーの日を用意しておけると◎(なかなか長く会社を休めない人も多いかと思いますが…)。
例えばプライベートレッスンを受けたり、衣装デザイナーのアトリエを訪れたり、エジプトならではの食事を楽しんだり、有名なスポットを観光したり、ナイトクラブやコンサートを訪れたり、B&B泊や民泊してみたり…現地のカルチャーに触れると、ますますエジプトが味わい深くなりますよ。
-最後に…
ダンサーさんのなかには「エジプトフェスは一回でもうお腹いっぱい」「コンペに集中するからWSはすべて不参加」という人も多いですが、フェスの<表面的な華やかさ>だけ味わって終わり、ではもったいないなと感じています。
前・後編に渡っていろいろお伝えしてきましたが、私も最初のうちは言葉も話せなければ訳も分からず。でも4年5年…と通ううちに、踊り方や振付だけでなく、ダンスとの向き合い方やダンサーとしてあるべきマインド、海外で認めてもらう為の振る舞いetc. さまざまなものを少しずつ理解し身につけて、通い始めて11年目の今ようやく実践できるようになったことがたくさんあります。
何より丸1週間×朝から深夜まで、同じ世界中から来たメンバーと本気で向き合うわけですから、いわば「同じ釜の飯を食った仲間」。しょっちゅうケンカはすれど(笑)フェス参加者全体の団結力が自然と生まれるところこそ、フェスに通う醍醐味だと思います!