Maysoon
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憧れの海外ダンサーと話してみたい!今の気持ちを伝えたい! そんな時、私達の前に立ちはだかるのが<言葉の壁>。今回は一念発起して長年の英会話コンプレックスを克服したというMaysoon(メイスン)に、言葉によるコミュニケーションから得られた経験談を教えていただきました!
●長年「英語が話せない」のがコンプレックスでした
―学生時代、英語の勉強自体はけっして嫌いではなかったのですが…英会話と試験や受験のための英語って別モノですよね。
もともと人見知りなところもあり、海外ダンサーのワークショップに参加しても「サンキュー」「アイラブユー」と伝えるだけで精一杯。大好きなスターを目の前にした感激と緊張とで、英語どころか頭のなかが真っ白になってしまっていました。
そんな長年後回しにしていた英会話をはじめたのは、大好きなアメリカ人ダンサー、ビクトリア・ティールのおかげ。2年間に渡っての来日公演プロジェクトに携わり、<アンバサダー>として彼女の振付作品を監修することになったのがきっかけです。
ービクトリアは私にとって10年来の<推し>! 彼女の動画は何百回と繰り返し見たし、コロナ禍に受講したオンラインレッスンはステイホーム中の心の拠り所になっていました。
2023年初来日時のガラショーでは、楽屋でご本人とお話する機会もあったのですが、伝えたい想いや気持ちは山ほどあれど「…フォト、プリーズ」としか言えませんでした。せっかく一緒に撮ってもらった写真も、今見返してみると緊張でガチガチだなと思います(笑)。
―ビクトリアは2023年夏にも再来日。
この時はオーディションを受けて出演が決まったのですが、楽屋で再会した時に「合格おめでとう」的な言葉をかけてもらったのに、やはりうまく受け答えできない自分に<ふがいなさ>を感じてしまって…。プロとしてあろうことかパフォーマンスへの自信まで喪失し、本番はステージ上で自分の気持ちを奮い立たせるのに大変苦労したんです。
●<推し>との長期プロジェクトが決まり一念発起!
―海外ダンサーのワークショップやオンラインレッスンを受けるときは、英会話が苦手でも、動きを目で追いながら何とかやってきました。でも振付した作品を「いただき」、さらには「監修する」となると、これまでのように受け身というわけにはいきません。
【10月の公演までに
ビクトリアと<英語>でコミュニケーションを取れるようになる!!】
という明確な目標を掲げ、
同じく英語を勉強中のダンサー仲間から紹介してもらったのが
●年一括払いのみ
●1回50分~×週4回以上
●月2回、日本人担当者によるレベルチェックあり
という、
本気層向けのオンライン英会話スクール。
私にはまだ小さい子供がいるので、
レッスンは彼女たちが寝ている
●午前6時30分~
に設定し、<英語に集中できる50分間>を確保しました。
さらに自分を追い込むべく、
2024年元旦のSNS投稿で
「今年は英会話をがんばる」と大々的に宣言してからレッスンをスタートさせました。
―毎日時間を決めて生活習慣に取り入れたのは大正解! 1月の寒い時期にはじめたので当初は布団から出るのも辛かったですが、今ではすっかり<朝型>のライフスタイルが定着しています♪
●単語が分からなくても…英語を話すコツがつかめるように!
―私の場合は
はじめて一か月ぐらいで
すぐ変化を感じられるようになりました。
劇的に変わったのは、
単語そのものが頭に浮かばなくても焦らず、<別の言葉>で置き換えて説明できるようになったこと!
…ただやはり学生時代とは違って、新しい単語はなかなか覚えられなくなりましたね。
また出張で3日間ほどレッスンをお休みしたら、それだけで自分でも驚くほど口から英語が出なくなってしまいました。
語学力そのものがUPするというよりは、
毎日のトレーニングを通して
英語を話すことに<慣れる><コツをつかむ>という感じなのかなと思います。
●遠い憧れから、尊敬する身近な<女性>へ
―ビクトリアとは作品について、
英語でメッセージのやり取りをすることもあったのですが、いつの間にか翻訳ソフトを使うことはほとんどなくなりました。
そして10か月ぶりに会った際は
「去年と全然違う!」
「しっかり話せているわよ」と驚かれたのが嬉しかった!
今回はビクトリアの衣装を担当するお母さまも一緒に来日したのですが、ママの容赦のない弾丸トークにも何とかついていくことができ、自分にとっても大きな自信となりました。
リハーサル中はもちろん、
ショーの後は一緒に浅草を観光したり…
臆せず会話できるようになったことで、彼女の可愛らしさや優しさ、知性といったより深いパーソナリティを知ることができ、ビクトリアのことを<女性>としてますます好きになったように思います。
―英語が話せるようになったからといって、すぐに踊りそのものが変わることはありません。
でもその人柄を知り、本人から作品に込められた想いやこだわりを直接聞けたことで、作品への<熱量>は確実に高まりました。何よりこれだけ「頑張った」という事実は自分への<自信>となり、本番での手ごたえあるパフォーマンスに繋がったと感じています。
人と人とのつながりや気持ちが影響するから<踊り>はやっぱり面白い!
ビクトリアは2025年も来日が決まっているので、引き続き毎朝の英会話レッスンも頑張っています♪