一般社団法人
日本ベリーダンス連盟

コラム
2026.4.6

余計な飾りはいらない!
繊細なヒップワークを惹き立てる<衣装>のヒミツ

Dilara

https://www.instagram.com/dilara_bellydancer/

 

音楽に合わせてさまざまに表情を変えるヒップワークはベリーダンスの醍醐味。超絶テクニックを習得するには時間と努力が必要…だからこそ、今できる動きを最大限&即効引き出してくれる“衣装”の力を借りてみては?今回はエレガントで繊細なヒップワークの持ち主Dilara(ディラーラ)に、ヒップワークを惹き立てる<衣装合わせ>へのこだわりを聞いてみました!

 

 

●主役はヒップそのもの!繊細な音やニュアンスを表現したい

―理想としているのは、David AbrahamやMarta Korzunのような、細やかで美しいヒップワーク。とくにDavidは男性なので体つきも筋力も自分とは全然違うのですが、けっして大きく動いているわけではないのにクリアで、ヒップの動きで細やかな音を丁寧に表現していて素敵だなと思います。

 

 

―自分が踊るときもヒップワークで魅せたい! そのためには身体のライン、とくにお尻の丸みが出る衣装が欠かせないので、衣装は何よりも<フィット感>を大切にしています。

 

衣装が身体にぴったりフィットしていれば、小さな動きやニュアンスもキチンと拾ってくれるし、派手な装飾や強い動きをしなくてもヒップの揺れや肉感は伝わります。逆に衣装がゆるいと、身体と衣装の間に<遊び><余白>ができてしまい、ヒップの動きが曖昧で分かりにくくなってしまうんです。

 

 

●身体のラインも美しく♪ ヒップワーク映えする衣装とは?

―ステージの大小に関わらず、衣装は踊る曲に合わせて決めています。
もちろんフレアを着ることもありますが、すとんとしたストレートやウエストから腰・ヒップにかけてぴったりフィットするマーメイドラインのスカートを選ぶことが多いですね。とくにマーメイドは、クラシックソング、タラブ、ポップス、ドラムソロ…どんな曲にも合うし、腰が張った自分の身体のラインを惹き立てヒップワークを一番美しく魅せてくれる形のように思います。

 

ただこうしたタイプのスカートは、
ちょっとでも身体に合っていないとスタイルが悪く見えてしまう…。スタイルアップを叶えるには、自分の身体に合う形を知ることが大切だと思います。

 

具体的には、マーメイドであれば
ヒップの半分くらいまでピッタリとしていてお尻が丸く見えるのが理想。

 

私の場合、正面から見た時に大転子(太もも上部の横に張った骨)の少し下までフィットしていると腰回りに美しい曲線ができるのですが、スカートの広がりはじめる部分がベスト位置よりほんの少しでも上だと下半身が重たく太ってみえてしまう。すとんとしたスカートも、スリットの位置や深さによっては、ヒップより脚のほうが悪目立ちしてしまいます。

 

海外デザイナーにオーダーする場合は
自分のサイズを細かく伝え、「お尻の丸みを出したい」といったリクエストをしっかり伝えるようにしています。また今はエジプトへ行った時にフェス会場やデザイナーのアトリエで試着し、実際にシミーやフィギュアエイトなどの動きを試してみた上で購入することが多くなりました。国内だと、四ツ谷に実店舗があり衣装を試着して選べる『エジプト屋』もよく利用しています。

 

 

●お直しはマスト! ベストを探して試着&調整を繰り返す

ーそうやって厳選して選んだ衣装であっても「ココがあと1センチ高かったら…」という部分はあるので、購入した衣装はほぼ<お直し>へ持っていきます。

 

私の場合、お直しは数ミリ数センチ単位。
いつもお直しをお願いしているマリコさんとはもう10年以上のお付き合い。私の身体のサイズや好みを熟知している上、気になっているポイントをお伝えすると「~してみては?」と具体的な解決方法を提案してくださるので本当に心強い! いつも工房で実際に衣装を着て、ウエスト~ヒップにかけてのフィット具合やスリットの位置、ドレープの位置など細かな調整を相談しています。

 

 

―お直しは一度で終わりではなく、
ショーの動画をチェックしていて「ココはもう少し~したほうがいいな」と思ったら、後から追加でお直しを依頼することもあります。

 

やはり工房=鏡越しに近くで見て確認するのと、会場=お客さん目線とでは衣装の見え方はまったく違う! 照明やステージの高さによっても異なるので、ショーの際は必ず自分で動画を撮影して、踊りだけでなく衣装の着こなしについても必ずチェックするようにしています。お客様からいただく動画も、いろいろな角度から確認ができるのでとても参考になるんですよ。

 

 

―もうひとつ、衣装について気を使っているのがゴムやストレッチ素材は<経年劣化>するということ。基本的には少しきつめになるよう調整してもらっていますが、時間がたつと次第にヒップワークの大敵である<ゆるみ>が出てくるので、そんな時もまたマリコさんの力を借りています。

 

ゴムを替えたり、
少し生地を切って詰めたり、
インナーパンツを取り替えたり…
少し手を加えるだけで、衣装って見違えるように<生き返る>! 

 

ようやく見つけた自分の身体に合う衣装なので、継続的にお直しをお願いすることで、長く大事に着られるのがとても嬉しいです♪

 

シミーした時にどう動くか?
フィギュアエイトやヒップアタックをしたときはどうか?
裾の長さや全身のバランスは?
…本当に衣装に求めることを挙げたらキリがありませんね(笑)。

 

飾りを「動かす」のではなく、お肉そのものが「動いている」ような…身体のラインを自然と浮かび上がらせてくれる<衣装>は、私のベリーダンスを支えてくれる大事な存在。

 

音楽を奏でるような、いつまでも見ていたくなるような「これぞベリーダンサー!」というような、繊細なヒップワーク表現を目指して…信頼できるお直しの方の助けを借りながら、<衣装合わせ>にも妥協せずこれからもまい進していきたいと思います。 

 

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