EYAMAX
https://instabio.cc/3080704ORdRxx
ブレイクダンスにはじまりポッピン、ロッキン、ジャズ、フラメンコ…プロフェッショナルとして数多くのダンスを習得してきたEYAMAX(エヤマックス)。FCBDをベースとするフュージョンスタイルを得意とする彼に、その魅力を聞いてみました。
●ベリーダンスとは?フュージョンとは?
-現在は<振付>と<即興>を二つの軸として、ソロのほか男性11名のベリーダンスユニット『APOLLOMEN(アポロメン)』のリーダー兼振付師として活動しています。
-FCBDスタイル(FatChanceBellyDance Style/当時はAmerican Tribal Style) に出会ったのは、フュージョンの答えが分からず迷っていた頃のこと。
当時はコンペティションに挑戦してもなかなかビデオ審査を突破できなくて。ダンサー仲間とグループ部門に挑戦した際は本選に進めたものの、審査員からは「これはベリーダンスとはいえない」とハッキリ言われてしまいました。
そんな時、憧れていたダンサーさんから先生を紹介してもらったんです。
●FCBDなら自分の経験と得意がいかせる!
-例えば、長年ストリートダンスで意識してきた<ノリ>や、バリアージ流の<呼吸>を使ったスローな表現……このスタイルを学んでいくうちに『これなら経験ある他ジャンルの踊りともつながりを持てる!』と確信しました。
ほかにも、自分が得意とする早振り(カウントを細かくとって動きを詰め込む踊り方)や男性ならではの動きをベリーダンスの振付に取り入れれば、それは大きな<強み>であり<個性>になるはずだと。
結果、2017年に挑戦したコンペ『The One』では、ソロ部門・グループ部門ともに優勝することができました!
●即興×群舞で音を表現
-ただコンペで優勝した後も、FCBDの練習は正直面白いとは思わなかった。決まった型の動きをひたすら繰り返すだけ…でもフュージョンのベースとなる動きだから仕方なく練習しているという感じでした。
印象が一変したのは、アメリカで活躍する日本人ダンサーKae(カエ)さんのレッスンを受けた時のこと。自分でしっかり音を感じながら、他の人にも音がピタッとハマる感覚を体験しました。
いろいろなダンスを経験してきたけれど、群舞かつ即興で「こんなに音楽を表現できる踊りは他にはない」と一気に夢中になりました!
●脱部活ノリ!APOLLOMENの挑戦
-アポロメン結成から5年。2023年には名古屋・沖縄へゲストパフォーマーとして招かれ、現地ではじめて出会ったダンサーさんたちと即興パフォーマンスの機会に恵まれました。
ところがキュー(踊りの合図)の出し方が少し違ったり、そもそも男女では背の高さが違うからキュー自体が見えなかったり……戸惑うことがたくさんありました。
本来、FCBDは男女問わず、はじめて会う人とでも即興で一緒に踊れるスタイル。「これではいけない!」と、現在はメンバーだけでなく他チームとの合同練習に積極的に参加しています。
今後は自分たちの武器である作りこんだ振付とあわせて、即興力も突き詰めていきたいですね。