Sali
ベリーダンスって本当にくびれるの?何でこんなに楽しいの? 筑波大学と共同研究を重ね、専門家監修のもと「踊る整体®TILTASARI」をリリースしたSali(サリ)に、ベリーダンスが私たちにもたらす効果を教えてもらいました!
●ダンス未経験でも心身の変化を実感
-コロナ禍真っ只中の2020年、
人体のスペシャリストである足立和隆先生(筑波大学/体育系・准教授)と共同研究を行いました。
まず普段運動習慣のない女子学生8名に、1日15分×28日間、アラブ音楽家の演奏にあわせてベリーダンスの動きをベースとしたエクササイズ(ストレッチ~簡単なステップ~全身の動き)を自宅で行ってもらいました。
-結果は…
ウエスト平均マイナス1.7cm!
数字の変化以上に、
「今は(ステイホームで)外に出られないけれどリフレッシュできた」「エキゾチックな音楽にのせて踊るのが楽しかった」という気持ちの変化や、「足の裏が伸びている感覚が気持ちよかった」「肩こりがラクになった」「冷え性だけど身体が温まった気がする」など体調改善の効果を感じた方が多かったようです。
●ニュートラルな身体作りに効果的
-合わせて、さまざまなスタイルのプロのベリーダンサー6名の協力を得て、音楽に合わせて変化するベリーダンスの動きを数値化する試みも行いました。
―分かったのは、アラブ音楽×エジプシャンスタイルのベリーダンスは機能的で健康的な身体作りに適しているということ。
具体的には、アラブ音楽に合わせて自由に踊ると、「斜め上から斜め下へ」といった<縦・横・奥行>の三軸をバランスよく複合的に使う動きが多く含まれていました。こうした動きは身体を調和のとれた<ニュートラル>な状態に導いて動きの可能性を高め、あわせてマインドの安定へと繋げていくことにも効果的なんです。
●この踊りの素晴らしさを社会へ届けたい
-私は昔から身体と心のつながりに興味があり、カナダの故ハディアに出会って解剖学に基づいた彼女のセラピー的なアプローチを理解することで、優しさや柔らかさ、豊かさといったさまざまな身体の感覚や、心の変化の積み重ねが精神性を高めてくれることを経験しました。
今回の取り組みは、ハディアとともに10年以上に渡って普及してきた<Hadia’s Body Logic>をアップデートしたもの。学術的な裏付に基づいて、より今の時代に合う形で、より一般の人でも取り入れやすい形を心がけました。
-目指しているのは、
ベリーダンスの動きの素晴らしさを
老若男女問わずすべての人へ届けること。
現在は通常のダンサー、インストラクター活動に加え、「踊る整体®TILTASARI」のコンセプトに共鳴して各々のレッスンに取り入れたいという全国の方々に向けたトレーナー養成にも力を入れています。
ベリーダンスの動きは妖艶なだけではありません。動きの本質を抽出すると、性別の枠を取り払ってもその魅力を体感できるものなので、従業員の健康向上に向けた企業研修にも向いているのではないかと幅広い可能性を感じています!