HIROMI
https://www.instagram.com/hiromi_kuro_
今回は豊かな表現と身体能力、そしてサービス精神たっぷりのパフォーマンスで、客席に絶叫と嬌声を巻き起こすHIROMI(ヒロミ)。30代でベリーダンスにハマり40代半ばで大ブレイクした彼女が、人との出会いをきっかけに自分を<全肯定>し、一気に突き抜けるまでの過程を教えていただきました♪

●出会いに感謝!伸び悩んでいた時期、自分を導いてくれた友人たち
―ソロ仕事が増えたのはここ2年のこと。
2014年から『Fiorana』の一員としてグループ活動していましたが、ソロダンサーとしては今ひとつ。正統派のエジプシャンスタイルではないし、土台のしっかりした大きなスタジオに所属しているわけでもない…そんな私がダンサーとして<なにもの>かになろうだなんて、それまでは正直怖くて考えたことはありませんでした。40代に入ってからは10年以上師事していたクリオ直子先生の引退とも重なり、「このままベリーダンス辞めてもいいかな」と考えていたんです。
転機は、私がハリージを踊る動画を見たカルマさん(@karma_el_yabaneya_369)からのオファーで『GalaxyNight』に出演したこと。当時SNSに消極的だった私に、ダンサー動画の重要性をアドバイスしてくれた先輩のメイスンさん(@fatimam_maysoon)にも感謝しています。

―『GalaxyNight』は、2023年から月イチで開催されているクラブイベント。出演前にまずは客として遊びに行ったところ、肉体美の凄いポールダンサーはいるわ、キレイで正統派のベリーダンサーはいるわ、ファイルーズさん(@fayruz_miki_bellydance)は八代亜紀の楽曲でイキイキと踊っているわ…ジャンル問わず個性がぶつかり合うショーを目の当たりにして、「こんな自由にハッちゃけていいんだ!」と驚きました。
このなかで固定客の少ない自分が目立つには、他ダンサー目当てで来た方々に好きになってもらうためには(そしてあわよくばチップも…♪)、とにかく<盛り上げ役>に徹するしかない! そう腹をくくって得意のモダンハリージとロマンチックソングを披露したところ「踊るとエロいけど、しゃべると男前」な私のキャラクターが常連のお客様たちにハマったようで、その後も繰り返しオファーをいただけるように。新宿という土地柄や会場の真っ赤な照明、遊び慣れたオトナのお客様…そんなアングラなイベントの空気感も、どこか私に合っていたんでしょうね。
―またショー観覧をきっかけに意気投合したファイルーズさんからもショーへのお声がかかり、『昭和歌謡』限定のキャラクター<エロ美>が誕生しました。毎回満員御礼のこの人気イベントが回を重ね盛り上がっていくにつれ、SNSにアップする動画へのリアクションが増え(エロス&エンタメ路線に限らずw)リアルでもソロでの出演オファーが増えてきました♪
●価値観は人それぞれ。全員がキレイや正統派を目指す必要はない!
―お客様は叫ばせてナンボ。
パフォーマンスする際はとにかくお客様に絡みまくります。集団のなかの一人に照準を絞ってアピールすると、まわりの方々にもそれが伝わるのか歓声が大きくなり…チップとなって返ってくる! 踊った後も、リクエストされるがままにマダムたちを抱きしめたりしていたら、最近はありがたいことに<ファンサービス待ち>の行列ができるようになりました(笑)。

―記念撮影しながら
お客様とトークしていると、
「色気が凄い」
「恍惚感に惚れました」
etc.と嬉しい言葉をかけてもらえます。
そんなお客様の言葉に素直に耳を傾けていたら、
次第に<求められているもの>が自分でも明確になってきたように思います。
…私だって、以前は可愛らしさや男ウケを意識していたこともあったんですよ。でも身体が大きいし声も太いからかどうしても怖くみられがちだったし、「キレイ」だけを目指せない自分の内面はごまかせなかった。
踊りも…努力はしてみたものの、結局師事していた先生のように美しく踊れるようにはなりませんでした。
その一方で、冷静に業界を俯瞰してみれば若くて美しくてしかも上手いダンサーは次々出てくるし、アングラな世界にもまた知る人ぞ知る飛びぬけた才能の持ち主がいたりする。
そんな競争の激しい<ベリーダンス>という世界で、年齢を重ねた私の踊りを気に入り、大きな歓声をあげたり目をキラキラさせてくれたりするお客様に出会えた!
やっぱり観る側だって
「キレイで正しいもの」だけを観たいわけではないんですよね。
おかげで自分を<全肯定>できるようになったし、エロいのも面白いのもキレイなのも強いのも格好いいのも…いろんな自分を、私自身が一番「楽しめる」ようになったように思います。
●良いコは真似しちゃダメ♪ 私は自分が選んだ道を生きていく!
―今では歌も歌うし、つけまつげが取れるほどステージ上でびしょぬれにもなります。
リピーターが増えれば当然期待値も高まりますが、見る人の想像や期待値の斜め上を越えていきたい。一緒に出演するダンサーたちも<芸人魂>を持った人たちばかりなので、私だって負けてはいられせん!
撮影:Takuma Fujimoto
―「それはベリーダンスではない」etc.とやかくいう人は当然たくさんいます。でももう若くはない自分があれこれトライした上で<選んだ道>なのでそうした声はもう気にならないし、正統派を目指すダンサーが多いおかげで私が目立つのであれば…むしろありがたいくらい。別に偉い人間になろうとも思っていないので、残りのベリー人生は<好き&得意>なことだけをやりきって生きていくつもりです。
何なら年とってもエロく格好良く。
「あんな風になっちゃダメよ」って言われるダンサーになりたい。
たくさんダンサーが出演するショーで、
ひとりくらい、
<エロいお姉さん>が混じっていてもいいですよね?













