最後にコンペ参加者から審査員へ逆質問!プロからアマチュアまで、コンペに果敢に挑戦するダンサーの皆さんから寄せられた疑問や質問を、ZIZI(ジジ)とmomoi(モモイ)のお二人にぶつけてみました―。

●Q1:ビデオ審査とリアルタイム審査、大変なのはどちらですか?
―【ZIZI】
ビデオ審査ですね。
1人あたり3分の動画を
約200本見たことありますが、
何日見ても
なかなか終わらなくて…!
リアルタイム審査は
次から次へと出場者が出てくる上、
カテゴリ毎に
点数の調整もしているので
もちろん集中力は
ものすごく必要ですが、
その日一日で終わるため
スケジュール的な負担は少ないです。
私はリアルタイム審査のほうが
圧倒的に大変だと感じます!
目が一点に集中するので
目や脳はもちろん、
ダンサーの気を受けるからか、
とにかく全身が疲れます。
長時間にわたって
集中力をキープしないといけないので、
●事前にトイレに行く
●咳対策でのど飴を用意する
●空調対策で上着を用意する
といった事前準備も欠かせません。
●Q2:<ビジュアル>という審査項目について
「フォークロアなど明らかな衣装の誤り以外でどんな点が加点/減点要素になりますか?」「顔立ちやスタイル、衣装のデザインなど、ここに先生方の好みが反映されることはありますか?」
基本、ビジュアルは
<満点>をつけています。
現在私が関わっているコンペは
予選ビデオの段階で
衣装の大きな誤りなどは
フィードバックしています。
だから本番でそうしたビジュアル面を
指摘することはまずありません。
―【ZIZI】
ダンサーの顔出ちやスタイル、
年齢なども
評価には一切関係ありません!
年齢を重ねると
どうしても肌のたるみなど
出てきてしまいますが、
衣装の着こなしで
素敵にカバーしている人は
むしろ<高評価>につながりますね。
逆にどんなに見た目が美しくても、
明らかに下着が見えてしまうような
踊り方をしていたら、
<祝いの場>にはふさわしくないので
「衣装研究が足りない」
とマイナス評価をつけます。
もう一点、
曲調と衣装…
とくに肌見せとのバランスは大事だと思います。
たとえばクラシックソングのような
中身を尊重すべき曲であれば、
薄いネットで覆ったりと
肌の露出の少ない衣装を
選んだりしたほうがしっくりきますね。
Q3:部門による審査基準の違いについて
「アマチュア、セミプロ、プロ…と様々な部門を経て、審査員の先生方の目線の鋭さの違いなどを感じてきました。レベルごとに審査の基準やフィードバックなどに調整はされていますか?」
―【ZIZI】
私の場合、
アマチュアは手放しで全部褒めちゃいます!
セミプロも…
足りない部分を
アドバイスしたりはしますが、
基本「よく頑張りました!」というスタンスですね。
ただ、プロ部門となると話は別。
時には辛辣なフィードバックを
返すこともありますが、
それはコンペに参加しているからには
何らかの<糧>として
次回に生かせるようなことを
伝えるべきだと思うから。
プロであれば、
それを乗り越えて
本当の<プロフェッショナル>になってほしいと願っています。
レベルによって
点数の基準を変えることはありません、
フィードバックにも
その時思ったことをそのまま書きます。
目線の鋭さ…
むしろ私の場合は、
ダンサーが萎縮してしまわないよう、
本番は<笑顔>で
見守ることを心がけています。
本来の力を発揮してほしいから、
審査しながら
手拍子や掛け声を
送ることもありますよ。
Q4:参加するコンペの選び方について
「近年日本で開催されるコンペの数が増え、どのコンペにエントリーするか迷うことがあります。どんなコンペなら『参加すべき』だと思いますか?」
「ご自身が『参加したい』と思うコンペはありますか?」
誰をジャッジに呼ぶかetc.
コンペには主催者それぞれの
色が出てくるもの。
その人柄や気の使い方が丁寧だと
参加者も結果に納得がいくし、
楽しい<お祭り>になるように思います。
自分自身が参加してみたいコンペは
<生バンド>で踊れるもの!
ドラムソロ以外なら
カテゴリは何でも…
アコーディオンの奏者が
素晴らしければ
バラディを踊りたいし、
歌手が上手い人なら
マウワールの入った曲を
選びたいです。
太鼓奏者が複数人であれば、
サイーディーも
楽しいかもしれませんね。
―【ZIZI】
私は基本的にコンペに
「参加すべき」
とは思っていないんです。
なかには
主催者側のお財布事情による
コンペもあるので、
「まわりの人がハッピーになるか」
「自分が成長して、人を祝えるようになるか」
を参加する前に
よーく考えてみるとよいのではないでしょうか。
その上でおススメするのは、
前編のなかでもお伝えした
<1人あたりの持ち時間が長いコンペ>。
長く踊る分ごまかしはきかないから
マイナスな面も出てしまいますが、
その分こちらも
その人のことを理解できるので
「どうするともっとよくなるか」
をキチンとアドバイスできます。
時間が長いと、
セットリストを考えたり、
エントランスや
フィナーレを工夫したりと
考えることもたくさん。
3分のコンペに
繰り返し参加するより、
<次>に向けて勉強になることも多いと思いますよ♪













