一般社団法人
日本ベリーダンス連盟

コラム
2025.4.14

記憶が新鮮なうちに!
憧れダンサーに近づくための私の自主練方法

MIRI

https://www.instagram.com/miri_666?igsh=bzdlYWZtMjVhbGcz&utm_source=qr

 

ワークショップを受けたものの「復習はつい後回し」「本番直前に慌てて振り起こし」という人も多いのでは? 今回は、テクニック満載の海外ダンサーの振付に果敢にチャレンジし続けるMIRI(ミリ)。ワークショップを自分なりに消化し、スキルアップに繋げる<自主練>のノウハウを教えてもらいました!

 

 

●コロナ禍にはじめた自主練がルーティン化

―ここ数年、自主練は<週4>ペース。
必ずスタジオを借り、ショーで踊る予定の振付を中心に踊りこみをしています。

 

 

―2020年秋には、シルクロードカフェのショー配信企画で2週間前に習ったばかりのシャーダナのファンベールの振付を披露したところ、再生数がぐんぐん伸び(1.8万回再生/2025年3月現在)、その後も「Youtube見ました」と声をかけていただくことが増えました。誰よりも早くお披露目したことで、同じオンラインワークショップを受講した方々が何度も繰り返し見てくださったようです。

 

通常は本番まで少なくとも一か月半は練習するので、<2週間>というのは自分的にはかなりのチャレンジ! でも「この振付を踊れるようになる」「たくさんの人に見てもらう」と心に決め、撮影日までにできる限りの完成度を目指して超短期集中で頑張りました。その結果が再生数となって表れたのは素直に嬉しく、大きな自信となっています。

 

 

●WS後はなる早で!自分専用の<映像メモ>を記録

―私にとってワークショップは
<練習材料>を仕入れるチャンス。
「憧れのダンサーのエッセンスを吸収したい」「今の自分にはない何かを得よう」と思って参加しています。

 

だから振付を習ったらなるべくそのまま…できないテクニックややりづらい動きがあってもすぐ自己流に変えたりせず、まずは「振付師の意図に忠実に」。そしてクリアできた後ではじめて「自分らしく踊るにはどうするか」を考えるようにしています。

 

 

 

ー今は先生が踊っているところを撮らせてもらえる機会も増えましたが、先生の言葉や自分自身の身体の感覚までは映像で記録することはできないし、何もしないとすぐに忘れてしまいますよね。

 

そこでワークショップ後は
記憶が鮮明なうちに
自分なりの<映像メモ>を作ります。

 

作り方としては、
●帰りの電車のなか:
習ったテクニックや音の取り方、感情表現、歌詞の意味、自分が感じたことetc.をスマホにメモ

●ワークショップ翌日か翌々日:
スマホにメモした内容を
声に出しながら、
音楽をかけずに振付をなぞって動く<映像メモ>を撮影

 

 

―スタジオで1人しゃべっている様子は怪しいですが(笑)、こうして一度アウトプットしておくとワークショップ中に「なるほど」と思ったことが自分のなかに入りやすい! また少し時間をおいて振り起こしをする際も、細かな振付師の意図まで思い出しながら練習できるようになりました。

 

●音の取り方やテクニック…振付の理解を深める<踊りこみ>

―その後は映像メモを参考に練習!
まずは先生のお手本通りに「できる」「分かる」ようになることを目指します。

 

踊りこみと合わせて行うのが
音楽の<聴きこみ>。

 

イヤホンで聴いてみたらスタジオのスピーカーでは分からなかった太鼓の音を見つけたり…ワークショップ中は振付を覚えることに必死で、音をしっかり聴く余裕はなかなかないので、改めて音楽を繰り返し丁寧に聴き直してみると「なぜここでこの振付なのか」納得できることが多くあります。

 

ただ、中にはどんなに研究しても
「何かが違う」ということも。

 

私の場合は、3年前にウクライナのディーバ・ダリナ(@divadarina_official)に習ったモダンオリエンタルの振付がまさにソレでした。でも具体的に何が違うのか、どうすれば彼女と同じ動きになるのかがどうしても分からない…。そこで試しに彼女のオンラインコースを受講してみたところ、足の使い方やシミーといったベーシックなテクニックそのものが、これまで自分が習ってきたスタイルとはまったく違っていたんです。

 

 

ーこのようにテクニック面に原因がある場合、とくにビギナーの方は自分ひとりで解決するのはなかなか難しいし、間違ったクセがついたり怪我につながったりするリスクもあります。「どうしてもできない」時は、プライベートレッスンなどで一度誰かにアドバイスをもらうのも有効だと思いますよ。

 

●映像≠自分自身。フラットに見ながら<自然な動き>を追求

―「自分らしい踊り」については、
振付やテクニック的な問題がクリアになるにつれ、次第に意識できるようになります。

 

気張りすぎていないか?
大きな動きでも自然に見えるか?
これが本当にベストの角度か?
動きはできていても、
どこか惜しいところはないか?

 

また衣装を着てみると
どう動くとこのスカートのラインをもっとキレイに見せられるか?
といった新しい視点も生まれます。

 

 

―動画をチェックするときは…自分自身とは思ってませんね(笑)。スマホ画面に映っているのは<MIRI>というダンサー。「この人をよりよく魅せるには?」と客観的に指導している感覚が近いです。

 

●プロフェッショナルとして。自分を知り、自身と向き合える場

―コロナ禍以前も自主練はしていましたが、どちらかというと「ニコル組の群舞で皆に迷惑をかけないよう」キャッチアップのための<コソ練>が中心でした。

 

自主練がルーティン化した今は
自身が得意なこと/苦手なことを理解した上で、自分の踊りにフォーカスしながら、その先にいるお客さんのことまで考えながら練習できるようになってきました。

 

解決方法を探して1人でモヤモヤしてる時間も長いので、もしかしたら遠回りをしているのかもしれません。でも「やりたい」「ぜひ踊りたい」と思ったものを自分なりに磨き、良くも悪くも100%自分で納得したことができるから、本番でお客さんの笑顔が見られたときの喜びも格別。そこに何よりの醍醐味を感じています。

 

 

―<週4日>の自主練というと
練習ばかりしているようですが、
友人との食事や推しのライブ…楽しいお誘いは断りませんよ♪

 

もちろん体調が悪い時はお休みするし、
気分がのらなかったら
その時踊りたい曲を踊ることも。

 

そうやって上手に発散したり
気分転換したりしながら、
自分自身と上手に付き合っていくのも、
自主練を長く続ける秘訣なのかな思います。

 

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