Asalaya
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ダンサーの踊りやテクニックを至近距離で観られる<レストランショー>。年間約80本! ショー終盤には店内のお客さんが総立ちになって踊り出すと噂のAsalaya(アサレイヤ)に、「おもてなし」のコツを聞いてみました。
●畳半畳分のスペースがあれば踊れる!
-お客さまの笑顔を身近で見られるのが嬉しくて! 多い日には1日2~3本と掛け持ちすることもあります。なかには通路しかないお店もありますが、私一人が立てるスペースがあれば大丈夫。シミーやターンを駆使すれば、ベリーダンスは踊れます!
レストランショーでは、衣装はボリューム控えめのスカートやパンツタイプを選ぶようにしています。あと万が一お客さまのご飯に入ってしまってはいけないから、ひらひらしたアーム類は絶対につけません!
天井につるされたランプに気を付けながら、ベールやアサヤを操るのはなかなかにスリリング! 必然的にコントロール力が鍛えられましたね。
●選曲はお客さまの顔ぶれを見てから
-お店に着いたら、まずお客さまの顔ぶれを確認してその日踊る曲を決めます。
レギュラー出演中のレストランは各国大使館が多いエリアにあるので、とくにアラブ系のお客さまがいらっしゃる場合は選曲や踊り方に気を配ります。
たとえば、ドバイのお客さまがいる時はハリージを加えたり、トルコのお客さまが多ければ開脚したり刀の踊りを入れたり。逆にエジプト人のお客さまがいれば、フロアワークは避けるようにしています。
-盛り上がりすぎて早々にお客さまが踊り出したら、ジルを叩いたりして裏方に徹することにしています。
距離が近いからか、時々失礼なことをしてくる人もいますが、そんなときは毅然とした態度で。場の空気を整えるのもダンサーの役割だと考えています。
●ここは「海外」だと思って楽しんで
-外国人オーナーのお店では、とくにその国のお客さまが集まる日は「ディスコタイムの曲は俺が選ぶよ」と無茶ぶりされることも多くて。
トルコやペルシャのフォークロア音楽が流れて、正解を知らないままに一緒に踊らされることは日常茶飯事。インド料理店で映画『RRR』で有名になった<ナートゥダンス>がはじまったときは超高速リズムで難しかった!
でも私はダンサーですから。どんな曲でもガッツで踊りきります。
もしお食事中にディスコタイムに遭遇したら、ここは海外だと思って。食べた分を消化するつもりでぜひ一緒に踊ってみてください! 「自分は踊れないから」「恥ずかしい…」とおっしゃるお客さまも多いですが、上手に踊る必要なんてありません。むしろ「いえーい」と弾けちゃうくらいがちょうどイイと思いますよ。